色彩心理学:仕事と日常に「色」がどう効くか?
「ネイビースーツに白シャツは信頼感を与える」──これは感覚だけでなく、色彩心理学により科学的に裏づけられます。
20色の印象(実務メモ)
- 赤:情熱・注意喚起・緊急(CTA/セールに)
- オレンジ:親近感・活力・食欲(雑談/休憩スペース)
- 黄:明るさ・注意・楽観(注意喚起/キッズ)
- ライム:若々しさ・フレッシュ・スピード
- 緑:安心・調和・健康(ヘルス/サステナ)
- エメラルド:清潔・信頼・自然志向(医療/法人)
- ターコイズ:爽快・創造性・近未来
- 水色:軽やか・解放・親しみ(FAQ/ヘルプ)
- 青:誠実・知性・冷静(金融/IT/B2B)
- ネイビー:信頼・権威・フォーマル(スーツ/提案資料)
- 紫:高貴・神秘・創造(美容/ラグジュアリー)
- マゼンタ:華やか・自己表現・モード
- ピンク:優しさ・共感・ケア(採用/CS)
- ベージュ:温もり・中立・調整(地の色/背景)
- 茶:堅実・伝統・信頼(クラフト/食品)
- グレー:威厳・落ち着き・中庸(本文/UIの母色)
- 白:清潔・簡潔・余白(医療/高級の土台)
- 黒:力・権威・洗練(締め色/ラグジュアリー)
- 金:成功・栄誉・高級(表彰/プレミアム)
- 銀:先進・精密・クール(テック/産業)
歴史・文化の余談
アリストテレスからゲーテ『色彩論』まで、色はずっと感情と結びつけて語られてきました。 文化差も大きく、日本は「白=清潔」「黒=フォーマル」、中国は「赤=吉兆」、欧米は「黒=権威」など。
色は“センス”じゃなくて“スイッチ”。押せば印象が変わる。
まずは土台を決めよう。ネイビー=信頼、グレー=威厳と落ち着き。そこに白/ベージュで抜け感。
仕上げはアクセント1色だけ(面積は10%目安)。
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動かしたい → 赤/オレンジ/マゼンタ
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安心させたい → 青/緑
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ちょい高級感 → 金/銀(ほんの少し)
迷ったらこれでOK:「ネイビー×白+赤をちょい足し」。
あとは軽くA/Bテストして微調整。